ビュールレ・コレクション
4月、桜は既に葉桜となり、例年より暖かい日々が続いております。
もう夏日の地域もあるようで、今年の春は御し難い。
そんな中、六本木にある国立新美術館で開催されている「至高の印象派展」を見てきました。スイスの武器商人エミール・ビュールレが収集した美術絵画はビュールレ・コレクションとしてスイスのチューリッヒ美術館に移されることが決まりました。今回はコレクションが移される前最後の展示になるそうです。
※クロード・モネ『睡蓮』
「印象派展」の通り、モネ、マネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホなど錚々たる顔ぶれが並ぶ一方で、ドラクロワやピカソまで幅広くその時代の名手たちの作品を揃えているのがビュールレ・コレクションの魅力だと思います。
特に心打たれたのは、パプロ・ピカソの作品。個人的にピカソが好きというわけではないのですが、人生で初めてピカソの画を見たものですから「おお、これがキュビズムか」と初めての衝撃が心を伝ったのです。
そういう意味で良い経験にもなったし、良い展示に巡り合えたなぁと。こればっかりは巡り合わせですからね(趣味の問題もありますし)。
恒例の図録収集。
表紙はルノワールの『可愛いイレーヌ』。ビュールレ・コレクションの看板娘です。
美術展(特に企画展)にいくと必ず図録を買うようにしているのですが、一番古いものが2013年の展示なので今年で図録収集5周年になるんですね……僕の大切なコレクションです。図録だけど(笑
今年は注目してる特別展が多いので美術館通いはまだまだ続きそうです。