心の墓場

ここは言葉の掃き溜め、墓地のような場所。                      愚痴が中心ですので苦手な方はお笑いでも見ててください。

目に映るものは大体が演出

広瀬すずちゃんに注目し始めたのは、わりと最近(5年前くらい)で初めて見たときに「なんだこの可愛い子は!」と僕のロリコンセンサーが反応したわけですよ。ちなみにその頃は橋本愛にお熱でした。

その後、彼女はトントン拍子で有名になっていき今や映画やドラマのヒロインとして引っ張りだこです。まぁそんなことはどうでもいいのですが……

 

今日は演出の話。

怪盗山猫というすずちゃんヒロインのドラマを見たのですが、主演の亀梨和也くんと広瀬すずちゃんが声を荒げながら対決?するシーン。亀梨くんたちの演技を称賛する一方で、正直言って「やかましい」。脚本そのものにあまり問題はないとないのですが、いかんせん山猫の演技にクセがありすぎる。

対決するシーンもうるさいだけで、もっとコミカルに対決させた方が二人のキャラクターが映えるのではないのかと。正直、この路線がずっと続くと思うとかなり重いドラマになるんじゃないかなぁ。お話ではなく演出的に。

例えば、叫ぶシーンとか泣くシーンがあるとするじゃないですか。でも実際にやられると愉快ではないですよね。だから、そういう感情の爆発点みたいなところはトドメの一押しという場面で差し込む。でもドラマ本編ではそういうシーンの尺が長かったからか、ちょっと不愉快になってしまったんですよね。

半沢直樹でもそうだったんですけど、あれも結構声を荒げる演技がくどいなと思って見てました(笑)

そういう意味では同じ日テレの花咲舞が黙ってない!はそこら辺すごく上手で、だから高い視聴率につながったんじゃないかと。

 

映像作品の演出ってもの凄い力を持っているんですよ(現場では)

どんなダメな本を書いても、いい演出家がついてれば名作になってしまうし、当然その逆もあるわけですよ。個人的に怪盗山猫の場合はちょっと演出過多かなというシーンや役作りが目立った気がします。(正直、原作を知らないので何とも言えないんですが)

僕も書くときに気をつけているのですが、感情をさらけ出すシーンは本当に書くのが(表現するのが)難しい。演出もそれに準ずると思うのですが、そういったシーンほど慎重に演出してほしいなぁというのが最近思うことです。

たぶんどの演出家の方も苦慮されてると思うのですが、本をダメにするのだけは止めてね、うん。