大切なのは“質感”だと思うの
最近、ちょっとスランプ?気味になってしまって、少し休養を頂いてます
(それでも修正稿の確認とかあるんだけど)
スランプの正体が何なのかは、自分の中でも整理がついたら話そうかなと
少し複雑なんです、はい
どうでもいい近況ですが、祖母が膝の骨を折ってしまい入院&手術。
経過は良好ですが、リハビリ治療がこれからの主体になっていくそうです。
重なる形で私の祖父の法要なんかがあったりして、休養どころではないです(笑
でも不思議なことに、文章って書いてないと書き方忘れちゃうんだよね
だから時々シナリオ書くときも、あれ?今までどうやって書いてたっけ?
みたいな感じで過去の作品を思い返して書き始めるわけですよ!
シナリオは日常的に使う文章と違うので、一度忘れると思い出すまでが大変だったり
ドラマ⇒オーディオ⇒プロット/あらすじ⇒ドラマ
とかやってると大混乱ですわ(未だに慣れない)
今回はそんな文章から大分離れていた期間のリハビリとして、僕がシナリオを書く上で大切にしていることをお話しようかなと思います(誰得
ざっくり言えば脚本なんて台詞の羅列なんですよね。だから最悪台詞さえ書ければ問題ないと個人的には思っています。
ただし、僕は言葉――つまり台詞に「質感」を持たせるのが作家だと思っています。
言葉は二次元媒体ですから質感というのは持ち合わせていないんですよね。
だけど人間には想像力というものがあります。そして言葉は想像をかき立てる力を持っていて、そのとき言葉(台詞)は質感――リアリティを持つのです。
僕は物語の展開や構成よりも、そういった台詞の生々しさや人物・場面の整合性を重視しているのですが、なかなかそれが理解してもらえない。
分かってくれたのは師匠ぐらいなもので、師匠もそれを理解したうえで助言してくださるのですごく心の支えになっています。
スクリーンや画面に移る映像に触れることはできないが、あたかもそれを自分の感覚のように感じ取ることはできる。
理解されなくてもいい。だけど僕は「質感」のある作品を書きたい。
常々そう思っている次第でございます。
スランプもだいぶ落ち付いてきたので、ショートシナリオなどでリハビリをしていこうかなと思います。
今年もそろそろ終わりに近づいてきました。皆さんは、今年の目標にどれだけ近づけたでしょうか。まだ1ヶ月あるのでがんばりましょー