心の墓場

ここは言葉の掃き溜め、墓地のような場所。                      愚痴が中心ですので苦手な方はお笑いでも見ててください。

年末の工作 ~印籠を作る~

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以前の記事でも度々話していましたが、年末恒例?の工作を今年も決行したしました。

 

2017年には100円ショップの道具でライトセーバーを制作。

今でも部屋の片隅に飾ってます(笑)

 

2019年は工作かどうかは置いといて、積みプラ一掃キャンペーンと称してガンプラ作りに勤しんでいた模様。

 

 

今年もガンプラ作ろうかなと思っていたのですが、とあるお菓子の容器のフォルムを見て一瞬にして方向転換。

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これ印籠の形に似てるな……作ってみるか、印籠

てな感じで2020年の年末工作は印籠に決まった次第です。

 

ここからは作業工程をダイジェストでお送りします。

 

①紐を通す穴を開ける

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印籠の蓋部分ですね。そこに紐を通すのですが、地味に苦戦しました。

最初はタミヤのピンバイスを使ったのですが、やはり穴が小さく、普通の錐で穴の径を調整しながらの作業。何とか紐が通るくらいの直径にすることができましたが、ここで蓋のプラ部分が割れたりしたら、ガンプラ作りになってたでしょうね(笑)

ちなみに紐は手芸屋さんで買いました。

 

 

②下地(サーフェーサー)を塗る

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③色を付ける

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久々の筆塗りだったので緊張。ケチって古い塗料を使ったのですが、なんというか塗料の乗りがあまり良くなかった感じがしました。筆ムラを極力少なくするため、何度も塗り重ねてしまったので、こういうのはケチらず新しいのを使った方がいいですね。

 

 

トップコートで仕上げる

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Twitterでも呟てたと思うのですが、ギリギリになってトップコートを買い忘れていたことに気づいて、朝一で近くのヨドバシで購入。光沢と半光沢で悩んでいたのですが、何か無難そうだったので半光沢をチョイス。後にこれが仇に……

 

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急いで買って、吹いてみたのは良かったのですが、何というか自分の思っていたイメージとはちょっと外れた結果に。実際の印籠って独特のツヤというか光沢感があるじゃないですか。それが出せてないといいますか……光沢にすればもしかしたらイメージに近づけたのかもしれません。それでも元とは素材が違うので、どちらにせよ自分の考えていた光沢感を出すのはかなり厳しかったと思います。

 

 

⑤そして完成

塗料も完全に乾き、後は組み立てるだけ――の前に1つやることが。

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飾り用の五円玉をお酢に浸けてきれいにします。5~7分くらい浸すと結構ピカピカになるもんでビックリ。硬貨をきれいにする機会なんて普段無いでしょうけど……

 

そしてピカピカになった五円玉を蓋の紐に結び付けます。

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どうです? 一気に江戸の小物感が出てきましたよね?

五円とご縁をかけて縁起を担いでいるところは、江戸っ子の気風というか気質を表すための意匠といった方がいいのかもしれません。

 

そしてついに完成!

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なんかコレジャナイ感ありますが、僕の腕だとこれが限界です(-_-;)

それに実用性も無いですし。お芝居の小道具としては有用かもしれませんね。

一応これで完成ということにしていますが、黒一色ではどこか物足りない気もするので、これから正面に家紋のシールみたいなのを貼る予定です。「この紋所が目に入らぬか!」です(笑)

貼ってみたらTwitterに写真投稿しますね~

 

 

実際作ってみると、毎日のようにこういうの作ってる美術さんの苦労がわかるというか、撮影に耐えうる水準の物を作るって大変なことなんだなぁと。

僕の祖父はテレビ美術の人だったので毎日のようにこういった仕事をしていたと思うと、孫としては感慨深いものがあります。

僕自身は教育・文筆系の道に進みましたが、時折こういった小道具(プラモも含めて)を工作したくなるのは祖父譲りのDNAなのかもしれません。

 

さてさて、来年は何を作りましょうかね~

個人的には家に(何故か)木片があるので木刀でも作ってみるかな……